YUKI ISAMI
五老海 幸 プロフィール
4歳からピアノを始め、10歳でフルートを始める。北鎌倉女子学園中学校音楽コース、高等学校音楽科を経て桐朋学園大学短期大学部演奏科を卒業。中川りか、渡邊国安、青木明、野口龍、小泉浩の各氏に師事。
卒業後、カナダ・モントリオールにわたり、マギル音楽学院でクレア・マルシャン氏に、 満場一致の一等賞を得て卒業したモントリオール高等音楽学院ではマリーアンドレ・ベニー氏に師事し、オーケストラ演奏専攻科も修了。マクサンス・ラリュー、 ミシェル・デボスト、エマニュエル・パユ、マチュー・デュフォー、パトリック・ガロワ、ヴァンサン・リュカ各氏からマスタークラスでレッスンを受ける。
その後、日本伝統芸能に興味を持ち、三味線を西村眞琴、筝を滝沢右弥子
篠笛を福原寛、日本舞踊を坂東幸美都各氏に師事。
オーケストラ奏者としては、2022年9月からデュルモンヴィル交響楽団、2023年1月からサグネーラックセンジャン交響楽団でフルート奏者兼ピッコロ主席奏者を務める。2008年以降、モントリオールメトロポリタンオーケストラ、モントリオールオペラ、ケベックオペラ、ラバル交響楽団、ケベック交響楽団、トロワリビエール交響楽団の研究員も務めている。2010年から3年連続で、スペイン、カタルニア州、ベサル国際音楽祭にソリストとして招待され、2010 年、アルジェンチン、サンマルティンデロスアンデスでの電子音楽祭エネルジアソノラ、2009年、2012年、アメリカ、コロラドスプリングスギターソサイエティーとのコン サートツアー、2008年、アメリカ、カリフォルニアでのアイドルワイルド音楽祭、2007年ドイツ、ニーデスサッチェンでの室内音楽祭、2006年イ タリア、ナポリでのチマローザ音楽祭での演奏など、在学中からソリスト、室内楽奏者として世界で演奏を行っている。またモントリオールグランドメトロポリタンオーケストラでヤニック・ネゼットセゲン、ラバル交 響楽団でアラン・トュルーデル、ジャンフランソワ・リヴェ、カナダユースオーケストラで秋山和慶、ジャック・ラコンブ、ワールドユースオーケストラでヤコフ・クライツバーグ、東京交響楽団とはソリストとして松尾葉子と共演。
現在、ピアノ、打楽器と邦楽楽器のグループ「Yuki Isami Ensemble」としても活動中。
また日本・西洋・ 現代・伝統文化の融合を目指した舞台「Musique japonaise Branches et racines」、日本の昔話を元にした子供向け舞台「TSUKI la princesse de la lune」の芸術監督を務め、この二つの舞台はモントリオール市、ケベック州、カナダ政府、芸術劇場MAI (Montreal art Interculturels)、La Nefの芸術振興プログラムに選ばれた。2013年、劇団Théâtre Incliné主催のTRAIN, La promesse de Miyazawaにも出演。
2016年、テケテケバンドとの活動を始め、キーボード、篠笛、フルート、大正琴を演奏している。2018年にEP『自覚』2021年にリリースされたアルバム『Shirushi』はケベック州の由緒あるアディスクコンクールで、外国語アルバムで一位を獲得。2023年に2枚目のアルバム『Hagata』をリリースしている。
2024年5月、西洋との文化交流後の日本音楽の進化、西洋音楽と東洋の音楽が互いに影響しあった作品、日本の伝統音楽と日本人作曲家の現代音楽を収録した、フルート、ピアノ、太鼓、琴、三味線を交えた初ソロアルバム『Rives』をリリースした。
モントリオールカレッジノートルダム、フルート講師。